魂飛魄散
読み方
こんひ はくさん意味
非常な恐怖や驚きのために、正気を失うほど取り乱すこと。魂が飛び去り、魄が散ってしまうという意味から、肝をつぶすほど驚くさま、恐怖で我を忘れるさまを表す。由来
中国の古い魂魄思想に由来する成語。「魂」は精神をつかさどる霊、「魄」は肉体に宿る霊とされ、それらが飛び散るほどの恐怖をたとえた。成句としての成立年は不詳だが、宋〜元代以降の白話文学や明代の小説などに類似表現が多く見られる。備考
文章語・硬い表現で、日常会話では「肝をつぶす」「腰を抜かす」などが一般的。恐怖・驚愕の強さを誇張して述べるときに使う。例文
- 深夜、背後から突然声をかけられ、彼は魂飛魄散の思いで振り返った。
- 地震の激しい揺れに、子どもたちは魂飛魄散して泣き叫んだ。
- 山道で熊に出くわした瞬間、私は魂飛魄散、足がすくんで動けなかった。
- 事故の知らせを聞いた家族は、魂飛魄散の面持ちで病院へ駆けつけた。
- ホラー映画のラストシーンで、観客は魂飛魄散するほどの恐怖を味わった。
類義語
- 大驚失色
- 茫然自失
- 魂消魄散
- 魂飛魄喪
- 驚愕失色
対義語
- 泰然自若
- 神色自若
- 冷静沈着
- 余裕綽綽