鬼面仏心
読み方
きめん ぶっしん意味
外見は鬼のようにこわく冷たく見えるが、内心は仏のように慈悲深く思いやりがあること。厳しい態度や強い言葉で接していても、相手のためを思っている人や、怖そうに見えて実は優しい人をたとえる。由来
「鬼の面(きめん)」=恐ろしい顔つき、「仏の心(ぶっしん)」=慈悲の心を組み合わせた語。中国古典に由来するというより、日本語として対比表現から成立したとされる。成立年代は明確でなく不詳(近世以降に用例が見られるとされる)。備考
「外は厳しく内は優しい」の誉め言葉だが、言い訳や自己正当化に使うと反感を買う。人の性格評に用い、自己評価には不向き。例文
- 部長は叱り方がきついが、部下の成長を願う鬼面仏心の人だ。
- あの先生は鬼面仏心で、普段は厳しいが困っていると必ず助けてくれる。
- 見た目は強面でも、動物に優しいところが鬼面仏心だと思う。
- 鬼面仏心を気取って厳しくしすぎると、ただの冷酷だと誤解される。
- 彼女は鬼面仏心で、ルール違反には容赦しないが、事情はきちんと聞いてくれる。
類義語
- 面冷心熱
- 外剛内柔
- 厳父慈母
- 仏心鬼手
対義語
- 冷酷無情
- 残忍非道
- 無慈悲
- 薄情冷淡