鬼哭啾啾
読み方
きこく しゅうしゅう意味
亡霊や鬼が泣き叫び、声があちこちから聞こえるさま。転じて、戦乱・災害・事件などで人々が激しく泣き叫び、世の中が恐ろしく不安な状態になること、またそのような凄惨な情景をいう。由来
「鬼哭」は鬼が哭(な)くこと、「啾啾」は鳥などが細かく鳴き騒ぐ音や、ざわざわと鳴り響くさまを表す語。中国古典(漢籍)に見える表現に由来する四字熟語で、日本には漢文受容を通じて伝わった。成立年代の厳密な特定は難しく、具体的な年・時代は不詳。備考
やや文語的で硬い語。主に戦乱・惨事などの悲惨さを強調する場面で用い、日常の軽い騒ぎには不向き。比喩的にも使えるが誇張にならない文脈で。例文
- 戦場跡は鬼哭啾啾たるありさまで、夜になると人影すら避けた。
- 大地震の直後、避難所周辺は鬼哭啾啾となり、助けを求める声が絶えなかった。
- 暴動が起きた街は鬼哭啾啾の混乱に陥り、店は一斉にシャッターを下ろした。
- その映画は終始鬼哭啾啾の場面が続き、観客の心を重くした。
- 彼の語る戦争体験は、鬼哭啾啾という言葉がふさわしい凄惨さだった。
類義語
- 阿鼻叫喚
- 鬼哭狼嚎
- 怨嗟嘆願
- 戦々恐々
対義語
- 平穏無事
- 泰平無事
- 天下泰平