騎虎難下
読み方
きこ なんか意味
虎に乗ってしまうと危険で途中で降りられないことから、物事を始めた勢いや周囲の状況のため、困難や危険が分かっていても途中でやめられず、後戻りできない状態をいう。由来
中国の故事に由来する成語。典拠は唐代の636年に成立した『隋書』独孤皇后伝の「騎獣之勢、必不得下」などとされ、北周末に楊堅が帝位へ進む際、途中で退けない情勢を虎に乗ることにたとえた表現から広まった。備考
「騎虎の勢い」と近いが、「勢い」よりも途中でやめられない窮地を強調する。硬い文章語で、政治・経営・交渉などの文脈で使われやすい。例文
- 新規事業は赤字続きだが、既に多額の投資をしており、まさに騎虎難下の状況だ。
- 交渉を強気に進めすぎた結果、こちらから譲歩も撤退もできない騎虎難下に陥った。
- 世論をあおって始めた政策だけに、政府は騎虎難下で方針転換できなかった。
- 彼は勢いで独立を宣言したものの、資金繰りに苦しみ騎虎難下となった。
- プロジェクトの中止を言い出せないまま、チーム全体が騎虎難下の状態に追い込まれた。
類義語
- 騎虎之勢
- 騎虎の勢い
- 進退両難
- 抜き差しならない
- 後戻りできない
対義語
- 進退自在
- 余裕綽綽