騎虎之勢
読み方
きこ の いきおい意味
虎の背に乗ってしまうと、降りれば食われる恐れがあるため降りられない、というたとえ。物事を始めた以上、途中でやめたり引き返したりできない切迫した状況をいう。由来
中国の故事に基づく表現。虎に乗る危険なたとえは古代中国の史書に見られ、特に唐代の7世紀に成立した『隋書』独孤皇后伝の「騎獣之勢、必不得下」に近い発想とされる。正確な成立年は不明。備考
文章語的で硬い表現。「騎虎の勢い」ともいう。「破竹の勢い」のような好調さより、後戻りできない危うさを含む。例文
- 新規事業に巨額の投資をした以上、もはや撤退できず騎虎之勢となった。
- 選挙戦への出馬を表明した彼は、騎虎之勢で最後まで戦うしかない。
- 計画には不安もあるが、関係各所を巻き込んだ今となっては騎虎之勢だ。
- 改革を始めた社長は、反発が強くても騎虎之勢で方針を貫いた。
- 契約を公表してしまった以上、騎虎之勢でプロジェクトを進めるほかない。
類義語
- 騎虎難下
- 乗りかかった船
- 矢在弦上
- 進退両難
- 後戻りできない
対義語
- 進退自在
- 引き返し可能
- 任意撤退
- 余裕綽々