騎虎之勢
読み方
きこ の いきおい意味
いったん始めたことや、ある立場に立った以上、途中でやめたり後戻りしたりできない切迫した状況のたとえ。虎にまたがった者は降りれば食われるため、進むしかないという意味で、進退きわまる・引くに引けない状態を表す。由来
中国の古典に由来する成句で、「虎に乗る勢い」の意。いったん虎に乗った者は途中で降りられず、前進するしかないという比喩から生まれた。具体的な初出年代は諸説あり、確定しにくいが、漢文の成語として古くから用いられてきた(年代不詳)。備考
「引くに引けない」状況を硬い文体で述べる語。日常会話より文章語・評論で多い。読みは「きこ(の)いきおい」とされることもある。例文
- 新規事業に巨額投資をしてしまい、今さら撤退できない騎虎之勢だ。
- 彼は強硬策を打ち出した以上、支持者の手前、騎虎之勢で引き下がれない。
- 交渉は騎虎之勢となり、妥協点を探るしかなかった。
- SNSで発言が拡散し、謝罪しても収まらず騎虎之勢に陥った。
- 戦局は騎虎之勢で、後退すれば崩壊するため前進を選ばざるを得なかった。
類義語
- 進退窮まる
- 進退維谷
- 背水之陣
- 後には引けない
- 引くに引けない
対義語
- 進退自由
- 自由自在
- 臨機応変