風餐露宿
読み方
ふうさん ろしゅく意味
旅先や放浪の途中で、風に吹かれながら食事をし、露に濡れながら野宿すること。転じて、長旅・遠征・放浪などで、衣食住が整わない厳しい苦労を重ねることをいう。由来
「風餐」は風の中で食事をすること、「露宿」は露に濡れて野外に泊まること。中国の漢語成語に由来し、特定の初出は確定しないが、宋代(10〜13世紀)の詩文には「露宿風餐」など近い表現が見られる。日本でも漢籍由来の成語として定着した。備考
文章語・硬い表現で、日常会話ではあまり使わない。単なるキャンプではなく、苦難を伴う旅・放浪・遠征を強調する語。例文
- 若いころの彼は、各地を風餐露宿しながら民謡を採集した。
- 調査隊は山岳地帯で風餐露宿の生活を続け、ようやく目的地に到達した。
- 戦乱を逃れた人々は、風餐露宿の苦しみに耐えて国境を越えた。
- 芭蕉の旅を読むと、風餐露宿の中にも自然を味わう心があったことがわかる。
- 資金も宿もない旅だったが、風餐露宿を重ねた経験が彼を強くした。
類義語
- 露宿風餐
- 草行露宿
- 艱難辛苦
- 流離漂泊
対義語
- 安居楽業
- 暖衣飽食
- 安楽生活