雲蒸竜変
読み方
うんじょう りょうへん意味
乱世や大きな変革の時代に、英雄・豪傑・すぐれた人物が次々に現れて活躍すること。また、時勢に応じて物事や勢力が盛んに変化し、急速に伸びることもいう。雲がわき起こり、竜が姿を変えて天に昇るイメージにたとえた語。由来
中国古典に由来する表現で、竜が雲を得て変化し天に昇るという観念に基づく。成立は古代中国にさかのぼり、遅くとも六朝時代(3~6世紀ごろ)までには同種の発想が広く見られるが、正確な初出は未詳。日本には漢籍の受容を通じて伝わり、乱世に英傑が現れるたとえとして用いられた。備考
漢文由来の硬い文章語で、日常会話ではあまり使わない。主に歴史叙述や評論で、乱世・変革期に英雄や有力者が現れる場面を述べるときに用いる。一般に「うんじょうりょうへん」と読む。例文
- 戦国の世には、雲蒸竜変の勢いで各地に英傑が現れた。
- 幕末は、まさに雲蒸竜変というべき時代で、多くの志士が歴史の表舞台に立った。
- 社会が大きく揺れ動く局面では、雲蒸竜変の人物が一気に頭角を現すことがある。
- この歴史小説は、乱世における雲蒸竜変のありさまを壮大に描いている。
- 評論家は、その新興勢力の急成長を現代版の雲蒸竜変だと評した。
類義語
- 風雲際会
- 群雄割拠
- 英傑輩出
- 飛竜在天
対義語
- 潜竜勿用
- 韜光晦迹
- 雌伏