雲中白鶴
読み方
うんちゅう はっかく意味
俗世間を離れて生きるような、高潔で気品のある人物、またはそのさまをいう語です。雲の中を悠々と飛ぶ白鶴にたとえ、世俗に染まらない清らかさや超然とした雰囲気をほめて表します。由来
中国古典に由来する漢語です。白鶴は古来、中国で仙人・高潔・隠逸の象徴とされ、雲の中に遊ぶ白鶴になぞらえて、俗世を離れた気品ある人物を表すようになりました。初出の典拠や成立年は未詳です。備考
文語的で、日常会話より文章・人物評で使われることが多い褒め言葉です。現代ではやや古風で硬い表現なので、場面によっては「高潔」「孤高」などに言い換えると自然です。例文
- 世俗の名誉に執着せず研究に打ち込む彼は、周囲から雲中白鶴と評されている。
- その老僧は権力者にも媚びず、まさに雲中白鶴のごとき気品をたたえていた。
- 作家は恩師を、乱世にあっても節を失わない雲中白鶴の人だったと回想した。
- 派手な宣伝を避け、作品だけで勝負するその陶芸家には雲中白鶴の趣がある。
- 俗論に流されない彼女の姿勢は、現代の雲中白鶴というべきだ。
類義語
- 仙風道骨
- 超俗絶塵
- 清廉潔白
- 孤高
対義語
- 凡夫俗子
- 俗物
- 卑俗