雪中送炭
読み方
せっちゅう そうたん意味
人が困りきっているとき、まさに必要としているものや援助を差し出すこと。単なる親切ではなく、相手の窮状に対して時機を得た、切実でありがたい支援をいう。「雪の中で寒さに苦しむ人へ炭を送る」ほど助かるというたとえ。由来
中国・宋代の詩文に由来する成語。南宋の詩人・范成大の詩「大雪送炭与芥隠」(12世紀ごろ)に見える「雪中須送炭」という表現が典拠とされる。大雪の寒中に燃料の炭を届けることから、困窮時に必要な助けを与える意になった。備考
現代日本語ではやや硬い表現で、文章語・スピーチ向き。中国語由来の成語としてもよく知られ、「錦上添花」と対比されることが多い。例文
- 被災地に届いた発電機と燃料は、まさに雪中送炭の支援だった。
- 資金繰りに窮していた会社にとって、取引先からの前払いは雪中送炭となった。
- 試験直前に先生が要点をまとめてくれたのは、受験生たちにとって雪中送炭の助言だった。
- 失業中の彼に友人が紹介した仕事は、雪中送炭と言えるほどありがたいものだった。
- 医薬品が不足する村へ届いた救援物資は、住民にとって雪中送炭の贈り物であった。
類義語
- 及時雨
- 干天慈雨
- 救困扶危
- 助け船
- 渡りに船
対義語
- 錦上添花
- 袖手傍観
- 見殺し