難行苦行
読み方
なんぎょう くぎょう意味
修行や目的達成のために、あえて困難な道を選び、耐えがたい苦しみを伴う行いを続けること。特に仏教で、悟りや功徳を得るための厳しい修行(断食・長時間の礼拝・山林での修練など)を指す。転じて、一般にも非常に骨の折れる努力や苦労をいう。由来
仏教語に由来する。「難行」は行うのが難しい修行、「苦行」は苦しみを伴う修行の意。インド仏教・大乗仏教の修行観(難行道など)と結びつき、漢訳仏典を通じて成立したとされる。日本での定着時期は平安期以降と考えられるが、成立の正確な年代は不詳。備考
本来は仏教・修験道の厳しい修行を指す語。日常では「大変な努力」の比喩としても使うが、宗教的文脈では軽々しく用いない配慮が望ましい。例文
- 彼は難行苦行の末、ようやく師匠に認められた。
- 山にこもっての難行苦行は、心身の限界を試すものだった。
- 難行苦行を重ねても、目的を見失えば意味がない。
- 彼女の成功は、長年の難行苦行に支えられている。
- 修験者たちは滝に打たれるなどの難行苦行で身を清める。
類義語
- 艱難辛苦
- 刻苦勉励
- 苦心惨憺
- 精進
- 修行
対義語
- 安楽
- 安逸
- 楽勝
- 順風満帆