隔靴掻痒
読み方
かっか そうよう意味
靴の上からかゆい所をかくように、物事の核心や急所に触れられず、もどかしく感じること。説明や対策、議論などが要点を外していて、十分な効果や納得が得られない状態にもいう。由来
中国由来の成語。靴を隔てたまま足のかゆい所をかく、というたとえから生まれた。宋代(11〜13世紀ごろ)の中国文人の文章・詩論などに見える表現とされるが、明確な初出には諸説ある。日本には漢籍を通じて伝わった。備考
主に文章語で、批評・政治・議論などで『隔靴掻痒の感がある』の形でよく使う。日常会話ではやや硬く、『もどかしい』『歯がゆい』と言い換えることも多い。例文
- 彼の説明は要点を外していて、聞いていて隔靴掻痒の思いがした。
- 新しい制度は現場の痛点に届かず、隔靴掻痒との批判が集まった。
- 何度質問しても答えが一般論に終始し、どうにも隔靴掻痒だった。
- その助言は間違いではないが、今の悩みには隔靴掻痒に感じられる。
- 会議では意見が多く出たものの、どれも核心に触れず隔靴掻痒のまま終わった。
類義語
- 痒い所に手が届かない
- 歯がゆい
- もどかしい
- 不得要領
- 迂遠
対義語
- 的を射る
- 要領を得る
- 直截簡明
- 明快