隔世遺伝
読み方
かくせい いでん意味
親から直接ではなく、祖父母など一世代以上前の先祖に見られた形質・体質・性質が、世代を一つ隔てて子や孫に現れること。転じて、才能や気質などが先祖に似て現れることもいう。由来
「隔世」は“世代を隔てる”意、「遺伝」は西洋科学の heredity を訳した近代語です。遺伝学が日本に広まった明治末〜大正期(19世紀末〜20世紀初頭)ごろ、祖父母などの形質が孫に現れる現象を表す語として定着しました。厳密な初出年は不詳です。備考
本来は遺伝学・生物学の語です。日常会話では「祖父母に似た」という軽い意味でも使われますが、医学的には安易に断定せず、比喩表現との区別に注意が必要です。例文
- 孫の目元が祖母にそっくりで、家族は隔世遺伝だと話している。
- 医師は、その体質が隔世遺伝によって現れた可能性もあると説明した。
- 父にも母にもない強いくせ毛が娘に出て、親族は隔世遺伝かもしれないと言った。
- 祖父譲りの絵の才能が孫に表れ、まるで隔世遺伝のようだと評判になった。
- この小説では、主人公の特殊な能力は隔世遺伝で受け継がれた設定になっている。
類義語
- 先祖返り
- 隔代遺伝