随波逐流
読み方
ずいは ちくりゅう意味
自分のはっきりした考えや主義を持たず、世の中の流行や周囲の意見・勢いにそのまま従って行動すること。波や流れに身を任せるように、主体性なく大勢に流される態度をいう。由来
中国の古典に由来する語。「波に随い、流れを逐う」という字義で、川の波や流れに逆らわず漂うさまから転じた。典拠は前漢の司馬遷『史記』「屈原賈生列伝」(紀元前1世紀ごろ成立)の「随其流而揚其波」に関係するとされるが、現在の四字形がいつ定着したかは明確でない。備考
批判的な文脈で用いられることが多い語。単なる「協調性」ではなく、主体性や信念の欠如を含意する。日常会話より文章語・評論調で使われやすい。例文
- 会議では誰も反対意見を言わず、結局、全員が随波逐流の姿勢で企画案に賛成した。
- 流行しているからという理由だけで商品を作るのは、随波逐流の経営と言われても仕方がない。
- 彼は周囲に合わせるのがうまいが、時に随波逐流で自分の信念が見えない。
- 選挙のたびに人気のある候補へ乗り換える態度は、随波逐流の典型だ。
- 若いうちは随波逐流でもよいが、いつかは自分の価値観で進路を選ぶ必要がある。
類義語
- 付和雷同
- 阿附迎合
- 時流便乗
- 大勢順応
- 長い物には巻かれろ
対義語
- 独立独歩
- 自主独立
- 特立独行
- 初志貫徹
- 和而不同