随処為主
読み方
ずいしょ いしゅ意味
どこにいても、その場の状況に流されず自分が主体となり、主人公(主)として行動し生きること。環境や他人に振り回されず、与えられた場所で自分の責任で判断して道を切り開く、という禅的な教え。由来
禅語(臨済宗)に由来する語で、出典は唐代の臨済義玄(9世紀頃)の語として伝えられる。語形は「随処に主となれば、立処皆真(りっしょかいしん)」などと続けて引用されることが多い。日本へは禅の受容(鎌倉〜室町期)以降に禅林語として広まった(正確な初出年は不詳)。備考
禅語としての用法が中心。日常会話ではやや硬いが、自己主導・主体性を強調する文章で使われる。続句「立処皆真」を添えることも多い。例文
- 転勤先でも随処為主の心で、まず自分にできることから始めた。
- 周囲の評価に揺れそうなときこそ、随処為主を思い出したい。
- 慣れない海外生活でも、随処為主で主体的に学びを深めた。
- 組織の方針が変わっても、随処為主の姿勢で仕事の軸はぶらさない。
- 禅の教えである随処為主は、環境に支配されない生き方を説く。
類義語
- 随所為主
- 臨機応変
- 自主自立
- 自立独行
- 主体独立
対義語
- 随処為客
- 他人任せ
- 事大主義