陰陽五行
読み方
いんよう ごぎょう意味
古代中国の自然哲学・宇宙観。万物は「陰」と「陽」という相反する二気の消長によって成り立ち、さらに「木・火・土・金・水」の五つの要素(五行)の相生・相剋によって変化し循環するとする考え方。暦・方位・占い・医学などの基盤となった。由来
起源は中国の戦国時代(紀元前5〜3世紀ごろ)に形成された陰陽思想と五行説が、前漢期(紀元前2世紀ごろ)までに結び付いて体系化されたことにある。鄒衍(すうえん)らの五行説や、陰陽家の思想が背景とされる(成立年代の細部は諸説あり)。日本には古代(飛鳥〜奈良期)に陰陽道の思想として受容された。備考
四字熟語というより学術用語・思想名として用いられることが多い。文脈によって「陰陽五行説」「陰陽五行思想」とも言う。占い的に扱う用法では根拠の提示に注意。例文
- 陰陽五行の考え方を基に、家の間取りと方位を見直した。
- 東洋医学では、陰陽五行で体質や臓腑のバランスを捉えることがある。
- 陰陽五行に従って吉日を選ぶ風習が、今も一部に残っている。
- 彼は陰陽五行の相生・相剋を学び、季節の変化を説明できるようになった。
- 陰陽五行は占術だけでなく、暦や祭祀の体系にも影響を与えた。
類義語
- 陰陽思想
- 五行思想
- 陰陽五行説
- 陰陽五行論
対義語
- 無秩序
- 混沌