陰徳陽報
読み方
いんとく ようほう意味
人に知られないところで善い行いを積めば、やがて目に見える形でよい報いを受けるということ。ひそかな善行には、後になって幸福や信頼、名声などの形で報いがあるとする教え。由来
中国・前漢時代(紀元前2世紀ごろ)の書物『淮南子』人間訓に見える「有陰徳者、必有陽報(陰徳ある者には必ず陽報あり)」に由来するとされる。人知れず行う善行は、のちに公然とした報いとなって現れるという思想を表した語。備考
道徳的・宗教的文脈で用いられやすい語。日常では四字熟語そのものより、「陰徳を積む」「陰徳あれば陽報あり」の形でもよく言う。例文
- 見返りを求めず寄付を続ける祖母の姿は、まさに陰徳陽報を思わせる。
- 彼は長年、地域の清掃を黙々と続け、後に大きな信頼を得た。陰徳陽報の一例だ。
- すぐに結果が出なくても、陰徳陽報を信じて善い行いを重ねたい。
- 目立たないところで部下を支えていた彼女が昇進し、上司は陰徳陽報だと語った。
- 子どもたちには、陰徳陽報という言葉のように、人知れず善行を積む大切さを伝えたい。
類義語
- 陰徳あれば陽報あり
- 積善余慶
- 善因善果
対義語
- 悪因悪果
- 悪事千里