金烏玉兎
読み方
きんう ぎょくと意味
太陽と月。また、日月の運行や月日の経過を表す。太陽には金色の烏、月には玉の兎がいるという中国古代の伝説に基づく、文語的で雅な表現。由来
中国古代の神話・伝説に由来する。太陽の中には三本足の烏が、月の中には兎がいるとする観念は、前漢時代の『淮南子』(紀元前2世紀ごろ)などに見られる。「金烏」は太陽、「玉兎」は月の美称で、のち漢詩文で対句的に用いられ、日本にも漢籍を通じて伝わった。備考
日常会話ではほとんど使われず、漢詩・古典文学・歴史小説などで見られる雅語。意味は文脈により「太陽と月」または「歳月」。例文
- 金烏玉兎の巡りは変わらず、人の世だけが慌ただしく移り変わる。
- 古い漢詩には、金烏玉兎を詠んで歳月の早さを嘆くものが多い。
- 旅の空で眺める金烏玉兎は、都にいた頃と少しも変わらなかった。
- 金烏玉兎を友として、彼は山中で静かな余生を送った。
- 物語の冒頭では、金烏玉兎が幾度も巡ったことにより長い年月の経過が示されている。
類義語
- 日月
- 光陰
- 歳月
- 烏兎匆匆
- 兎走烏飛