金殿玉楼
読み方
きんでん ぎょくろう意味
金で飾った宮殿と玉で飾った高楼、という意から、きわめて美しく豪華で立派な建物・宮殿をいう語。富貴や権勢を象徴するような、華麗で壮麗な邸宅・楼閣をたとえて表す。由来
「金殿」は金色に輝く御殿・宮殿、「玉楼」は玉で飾ったように美しい高楼を指す漢語で、二語を重ねて豪華な建築を表したもの。特定の初出や成立年は不詳だが、中国の漢詩文で宮殿・仙境の楼閣を形容する表現として用いられ、日本にも漢籍受容を通じて伝わった。少なくとも中世以降の漢文訓読・和漢の文章語の流れで定着したと考えられる。備考
日常会話ではやや硬く、文学的・修辞的な語。実際に金や玉で造られているというより、豪奢な建物を誇張していう表現。例文
- 王侯貴族が住んだというその離宮は、まさに金殿玉楼と呼ぶにふさわしい壮麗さだった。
- 観光案内の写真では金殿玉楼のように見えた建物も、近くで見ると意外に質素だった。
- 彼は一代で財を成し、丘の上に金殿玉楼を思わせる大邸宅を建てた。
- 物語の中の都には、雲を突く塔や金殿玉楼が立ち並び、人々の憧れの的となっている。
- 金殿玉楼に暮らしていても、心が満たされなければ幸福とは言えない。
類義語
- 豪華絢爛
- 金碧輝煌
- 荘厳華麗
- 壮麗華美
- 玉楼金殿
対義語
- 陋屋
- 粗末な家
- 茅屋陋室
- 荒屋敝屋