重厚長大
読み方
じゅうこう ちょうだい意味
物や産業の性質が、重く、厚みがあり、長く、大きいことを表す語。特に、鉄鋼・造船・機械などのように、大型で重量のある製品をつくる重工業や、そのような時代の産業構造を指して使う。転じて、雰囲気や表現がどっしりして力強いことにもいう。由来
「重厚」と「長大」を組み合わせた語で、中国古典由来の成句ではなく、日本で近現代に成立した複合的な四字語とされる。特に戦後の高度経済成長期(1950〜70年代)に、鉄鋼・造船・化学などの基幹産業を表す経済用語として広く定着した。正確な初出年は明確でない。備考
主に産業・経済分野で使う語。対義的に「軽薄短小」がよく挙げられる。製品の物理的特徴だけでなく、文体・建築・音楽などの重々しい印象にも比喩的に用いられる。例文
- 高度経済成長期の日本は、重厚長大産業を中心に発展した。
- この港町には、重厚長大な設備を備えた造船所が今も残っている。
- 近年は重厚長大からITやサービス産業へと経済の軸足が移った。
- 彼の文章は華やかさよりも、重厚長大な語り口に特徴がある。
- その企業は重厚長大な事業だけでなく、環境技術にも投資を始めた。
類義語
- 重工業型
- 大規模型
- 大型重量型
- どっしりした
対義語
- 軽薄短小
- 小型軽量
- 簡素軽快