酔歩蹣跚
読み方
すいほ まんさん意味
酒に酔って、足もとが定まらず、ふらふら・よろよろと歩くさま。「酔歩」は酔った足取り、「蹣跚」はよろめきながら歩くことを表し、酩酊してまっすぐ歩けない状態をいう。由来
「酔歩」は酒に酔った歩き方、「蹣跚」は中国古典にも見える漢語で、足どりがよろめく意。特定の故事に基づく成語ではなく、二つの漢語を重ねて意味を強めた表現とされる。成立時期は未詳だが、日本では近世から近代以降の漢文調・文章語で用例が見られる。備考
硬い漢語表現で、日常会話では「千鳥足」「ふらふら歩く」の方が自然。文章語・文学的描写で使われることが多い。例文
- 宴会の帰り道、彼は酔歩蹣跚として駅前の通りを歩いていた。
- 深夜、酔歩蹣跚の客が店の看板にぶつかりそうになった。
- 祭りのあと、父は酔歩蹣跚の体で家にたどり着いた。
- 酔歩蹣跚としている人を見かけたので、友人がタクシーを呼んだ。
- 小説では、主人公が酔歩蹣跚と路地をさまよう場面が印象的だ。
類義語
- 千鳥足
- 蹣跚踉蹌
- 酔歩蹌踉
- ふらふら歩き
対義語
- 足取り確か
- 歩履端正
- 端然と歩く