遠慮会釈
読み方
えんりょ えしゃく意味
相手に対して差し控えたり、気を遣ったり、手加減したりすること。『遠慮』も『会釈』も、もともと相手への配慮や控えめな態度を表す語で、重ねて気づかいの度合いを強めた表現。現代では多く『遠慮会釈なく』の形で用いられ、『気兼ねも容赦もなく』という意味になる。由来
成立時期の厳密な年は不詳。漢語の『遠慮』と『会釈』を重ねた日本語の複合表現で、少なくとも近世(江戸時代ごろ)には、相手への気づかい・手加減を表す語として用いられていたと考えられる。近代以降は『遠慮会釈なく』『遠慮会釈もなく』の形で広く定着した。備考
現代では単独よりも『遠慮会釈なく』『遠慮会釈もなく』で使うことが多い。ここでの『会釈』は挨拶ではなく、相手への配慮・手加減の意味。例文
- 日本では初対面の相手に対して、ある程度の遠慮会釈を保つのが礼儀とされることがある。
- 彼は昔から、相手が上司でも遠慮会釈なく意見を述べる。
- その記者は大臣に対しても遠慮会釈なく厳しい質問を浴びせた。
- 値上げの波は、遠慮会釈なく私たちの家計を圧迫している。
- 親しい友人同士でも、遠慮会釈のない言葉はときに深い傷を残す。
類義語
- 気兼ね
- 配慮
- 気遣い
- 斟酌
対義語
- 無遠慮
- 傍若無人
- 厚顔無恥