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遠交近攻

読み方

えんこう きんこう

意味

遠くにある国や勢力とは友好関係を結び、近くの敵や競争相手を先に攻めるという外交・軍事上の策略。転じて、遠方の有力者や外部勢力と手を結び、身近な相手を有利に攻略するやり方もいう。

由来

中国の戦国時代、秦の范雎(はんしょ)が昭王に進言した策略に由来する。『戦国策』や『史記』に見え、成立・使用時期はおおよそ紀元前3世紀後半(紀元前270年ごろ)とされる。遠国と親交を結んで近国を各個に攻め、秦の勢力拡大を図る考え方だった。

備考

中国古典に基づく歴史・戦略用語。現代日本語でも比喩的に使うが、打算的・分断的な響きを帯びることがあり、批判的な文脈で用いられる場合もある。

例文

  • 秦は遠交近攻の策を用いて、周辺諸国を次々に圧迫した。
  • 彼の外交方針はまさに遠交近攻で、遠方の大国と関係を深めながら隣国に強硬姿勢を取った。
  • 新規参入した企業は、海外企業と提携して国内の競合に挑むという遠交近攻の戦略に出た。
  • 選挙戦では、中央の有力議員と連携しつつ地元の対立候補を攻める遠交近攻が見られた。
  • 遠交近攻は有効な場合もあるが、周囲の反発を招けば逆効果になりうる。

類義語

  • 遠方と結んで近隣を攻める策
  • 外交・軍事上の包囲戦略
  • 提携を活用した近接攻略策

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