軽挙妄動
読み方
けいきょ もうどう意味
物事をよく考えず、成り行きや感情に任せて軽々しく行動すること。先の結果や周囲への影響を十分に検討しないまま、無分別に動くことをいう。特に、重要な場面での拙速で無責任な振る舞いを戒める言葉。由来
中国古典に由来する漢語です。「軽挙」は軽々しく事を起こすこと、「妄動」は分別なくむやみに動くことを意味し、この二語を重ねて「思慮のない行動」を強めて表します。正確な初出ははっきりしませんが、中国では遅くとも宋〜元代(10〜14世紀)ごろまでに用法が定着し、日本でも漢文訓読を通じて江戸時代には広まったと考えられます。備考
主に否定的な文脈で使われ、「軽挙妄動を慎む」「軽挙妄動は禁物だ」の形が多い。個人だけでなく、組織・政治・外交の無分別な対応を戒める語としても用いられる。例文
- 情報が十分に集まるまでは、軽挙妄動を慎むべきだ。
- 社長は市場の噂に惑わされず、社員に軽挙妄動するなと指示した。
- 危機的な場面ほど、軽挙妄動が被害をさらに拡大させる。
- 彼は怒りに任せて反論しかけたが、軽挙妄動だと気づいて言葉をのみこんだ。
- 外交問題では、一国の軽挙妄動が大きな緊張を招くことがある。
類義語
- 軽率
- 向こう見ず
- 無謀
- 猪突猛進
- 浅慮
対義語
- 熟慮断行
- 慎重沈着
- 深謀遠慮
- 用意周到