赤貧如洗
読み方
せきひん じょせん意味
ひどく貧しく、財産や持ち物がまったくないこと。洗い流した後のように何も残っていないほど貧乏であるさまを表す。単なる「お金が少ない」よりも、生活に困窮するほどの極貧を強調する語。由来
中国語の成句「赤貧如洗」、およびその訓読形「赤貧洗うが如し」に由来する。「赤貧」は何もないほどの貧しさ、「如洗」は洗い流したようである意。具体的な初出・成立年代は不詳だが、中国古典由来の漢語表現として日本では近世以降、文章語で用いられた。備考
硬い文章語・文学的表現で、日常会話では「一文無し」「極貧」の方が自然。人の境遇を述べる語なので、軽い冗談で使うと大げさに響く。例文
- 祖父は戦後、赤貧如洗の暮らしから身を起こし、小さな店を開いた。
- 彼は赤貧如洗の境遇にあっても、学問への情熱だけは失わなかった。
- その作家は若いころ赤貧如洗で、原稿用紙を買う金にも困っていたという。
- 会社の倒産で財産を失い、一家は赤貧如洗の生活を余儀なくされた。
- 赤貧如洗の身でありながら、彼女は困っている人に食べ物を分け与えた。
類義語
- 無一文
- 一文無し
- 家徒四壁
- 貧窮困苦
- 無一物
対義語
- 富貴栄華
- 栄華富貴
- 富裕
- 裕福
- 金満