質実剛健
読み方
しつじつ ごうけん意味
飾り気がなくまじめで、心身ともに強くたくましいこと。また、そのような人柄や気風をいう。質素・誠実で浮ついたところがなく、見た目の華やかさよりも中身の確かさや精神的な強さを重んじる、という肯定的な評価に使われる。由来
「質実(飾り気がなく誠実)」と「剛健(心身が強くたくましい)」を組み合わせた語。各語自体は中国古典に由来する漢語だが、「質実剛健」という四字熟語としての厳密な初出年は明確ではない。日本では明治後期〜大正期(19世紀末〜20世紀初頭)に、校訓・教育理念・組織の理想を表す語として広く定着した。備考
人や校風・作風・道具などをほめる語。特に学校の校訓や組織の理念でよく見られる。現代ではやや古風で、まじめ・男性的な響きを伴うことがある。例文
- 祖父は質実剛健を信条とし、ぜいたくを嫌って働き続けた。
- その高校は質実剛健を校風として、礼儀と鍛錬を重んじている。
- 派手さはないが、質実剛健な設計のおかげでこの道具は長く使える。
- 彼の文章には、無駄を削ぎ落とした質実剛健な美しさがある。
- 新監督は質実剛健なチーム作りを掲げ、基礎練習を徹底させた。
類義語
- 剛毅木訥
- 質朴剛健
- 剛毅質朴
- 簡素堅実
対義語
- 軽佻浮薄
- 浮華軽薄
- 華美虚飾
- 軟弱