言者無罪
読み方
げんしゃ むざい意味
意見や批判を述べた人そのものには罪はない、という意味。特に、目上の人や権力者に対する忠告・批判であっても、発言者を罰したり恨んだりせず、聞く側が戒めとして受け止めるべきだという考えを表す。由来
古代中国の『詩経』に関わる序文「毛詩序」に見える「言之者無罪、聞之者足以戒」に由来する。『詩経』の詩は主に紀元前11〜6世紀頃のものとされるが、「毛詩序」は前漢頃、紀元前2世紀前後の成立とされる説が有力。備考
単独でも使うが、後半の「聞者足戒」と対にして「言者無罪、聞者足戒」と言うことが多い。硬い文章や演説、組織論で用いられる。例文
- 会議では言者無罪の精神で、若手にも率直な意見を求めたい。
- 部下の批判に腹を立てるのではなく、言者無罪として改善点を考えるべきだ。
- この組織には言者無罪の雰囲気がなく、誰も問題点を口にしない。
- 先生は言者無罪だと言って、生徒たちに授業への不満や要望を自由に述べさせた。
- 内部告発者を責めるのは本末転倒で、むしろ言者無罪として内容を検証する必要がある。
類義語
- 言論自由
- 直言歓迎
- 言者無罪聞者足戒
対義語
- 言論弾圧
- 言論封殺
- 因言獲罪