言文一致
読み方
げんぶん いっち意味
話し言葉(言)と書き言葉(文)を一致させること。特に、近代日本で文語文ではなく、日常の口語に近い文体で文章を書くべきだとする考え方や、その文体を指す。由来
「言」は話し言葉、「文」は書き言葉、「一致」は同じになること。明治時代、近代文学・教育・新聞などで進んだ文体改革に由来する。1880年代後半から1890年代にかけて、二葉亭四迷『浮雲』(1887年)などを契機に広まった。備考
日常会話そのものを書くという意味ではなく、文語体から口語体へ近づける近代日本語の文体改革を指すことが多い。例文
- 明治の文学者たちは、読者に伝わりやすい文章を目指して言文一致を進めた。
- この小説は言文一致の文体で書かれているため、当時としては非常に新鮮だった。
- 言文一致の運動は、日本語の近代化に大きな影響を与えた。
- 授業では、文語文から言文一致体への変化を作品を通して学んだ。
- 新聞や雑誌の普及も、言文一致を後押しした要因の一つである。
類義語
- 言文一致体
- 口語体
- 口語文
対義語
- 言文不一致
- 言文分離
- 言文二途