言人人殊
読み方
げん じんじん しゅ意味
人によって言うことや意見がそれぞれ異なり、同じ問題についても見解が一致しないこと。多くの人が各自の立場や考えから別々の主張をする状態を表す。由来
中国前漢の司馬遷『史記』「曹相国世家」(紀元前1世紀末成立、通例紀元前91年頃)に由来。斉の相国となった曹参が儒者たちに民を安んじる方策を尋ねると、「諸儒以百数、言人人殊」とあり、儒者が百人ほどいて発言が皆異なったという故事から。備考
硬い書き言葉。意見の多様さを述べる語で、必ずしも対立や混乱を非難する意味とは限らない。例文
- 新制度への意見を募ったが、言人人殊で結論が出なかった。
- SNSではその映画の評価が言人人殊で、見るまで判断できない。
- 専門家の見解も言人人殊だから、根拠を一つずつ確かめよう。
- 会議では方針について言人人殊となり、議長が論点を整理した。
- 旅行先のおすすめを聞くと、友人たちは言人人殊でかえって迷った。
類義語
- 議論百出
- 諸説紛紛
- 百家争鳴
- 各人各説
- 十人十色
対義語
- 異口同音
- 衆口一致
- 満場一致