解衣推食
読み方
かい い すい しょく意味
自分の衣服を脱いで与え、食べ物も分け与えるほど、他人のために惜しみなく尽くすこと。窮乏する人を救うために私財や労力を差し出す、深い慈愛・厚い情けを表す。由来
中国古典に基づく語で、「衣を解きて与え、食を推して分かつ(自分の分を差し出す)」意から成立したとされる。出典の特定は諸説あり、年代も一概に断定しにくい(前漢~後漢期の故事に由来すると言われることが多いが、確定はしない)。日本では漢籍受容以降(奈良~平安以降)に用例が見られる。備考
美談として用いられることが多いが、実際の行為は自己犠牲を伴うため、無理を強いる文脈には注意。古風・文章語寄りで、演説や文章で使われやすい。例文
- 彼は被災地に通い、解衣推食の精神で支援を続けた。
- 解衣推食とまではいかないが、余った食料を近所に分けた。
- 指導者に求められるのは、言葉よりも解衣推食の実行だ。
- 困っている留学生を見て、彼女は解衣推食の思いで住まいを探してあげた。
- 彼の解衣推食の行いが評判となり、寄付の輪が広がった。
類義語
- 解衣与食
- 推食解衣
- 慷慨施与
- 自己犠牲
- 献身尽力
対義語
- 冷酷無情
- 自利自欲
- 吝嗇貪欲