角立多弁
読み方
かくりつ たべん意味
「角(かど)を立てた言い方で、やたらとよくしゃべること」。人の発言や議論の仕方が、刺々しく挑戦的で、しかも口数が多いさまをいう。相手を言い負かそうとして言葉が強くなったり、攻撃的な理屈を並べ立てるような場面で用いられる。由来
「角が立つ(かどがたつ)」=言い方がとげとげしく対立を招く、という慣用句と、「多弁」=よくしゃべる、を組み合わせた四字熟語。明確な典拠(中国古典など)や成立年代は不詳だが、近代以降の日本語の語感に基づく構成と考えられる。備考
「多弁」自体がやや硬い語で、文章語・評論的文脈で使われやすい。誉め言葉ではなく、刺々しい口調や攻撃的な弁舌への批判として用いることが多い。例文
- 会議で彼は角立多弁になり、議論がいっそう険悪になった。
- 角立多弁な物言いは、正論でも相手の反発を招きやすい。
- 上司に指摘されてから、彼女は角立多弁を慎み、要点だけ話すようにした。
- SNSでは角立多弁な投稿ほど目立つが、対話には向かない。
- 交渉の場で角立多弁に陥ると、落としどころを失ってしまう。
類義語
- 多弁饒舌
- 饒舌多弁
- 口角泡を飛ばす
- 雄弁多弁
対義語
- 沈黙寡言
- 無口寡言
- 口数寡少