衣錦還郷
読み方
いきん かんきょう意味
立身出世したり、富や名誉を得たりした人が、晴れがましく故郷へ帰ること。単に帰省するのではなく、成功を遂げて郷里の人々にその姿を見せるという意味を含む。由来
中国の故事成語に由来する。直接の発想は『史記』項羽本紀(前漢の司馬遷、紀元前91年ごろ成立)に見える「富貴にして故郷に帰らざるは、繡を衣て夜行くがごとし」という言葉で、富貴を得たなら故郷に戻って知られたいという考えを表す。そこから後世に「錦を衣て郷に還る」意の四字句として定着した。備考
やや硬い書き言葉。成功を故郷で示す晴れがましさを表す一方、文脈によっては名誉欲や自慢の響きも帯びる。例文
- 彼は海外で会社を成功させ、十年ぶりに衣錦還郷を果たした。
- オリンピックで金メダルを取り、故郷の町へ衣錦還郷した彼女を町民が盛大に迎えた。
- 貧しい家を出た青年は、いつか社長となって衣錦還郷する日を夢見ていた。
- 有名作家になった兄の衣錦還郷に、親戚一同が沸き立った。
- 成功して衣錦還郷することだけが、都会での厳しい生活に耐える彼の支えだった。
類義語
- 故郷に錦を飾る
- 錦衣帰郷
- 凱旋帰郷
- 立身出世
対義語
- 衣錦夜行
- 失意帰郷
- 落魄帰郷