行雲流水
読み方
こううんりゅうすい
意味
物事に執着せず、成り行きに任せて自然体で生きること。雲が流れ水が流れるように、心や行動がとらわれず自在であるさま。
由来
中国古典に由来する語で、雲や水の自然な流れになぞらえて、無心で飾らない態度を説いた表現。具体的な初出年は不詳(唐代の文人の語として伝えられる)。日本には漢文受容を通じて伝来した。
備考
「流れに任せる」だけで無責任という意味ではなく、執着しない柔軟さ・自然体を肯定的に言う。文章語・教養語として用いられやすい。
例文
- 定年後は行雲流水の暮らしで、気の向くまま旅をしている。
- 彼は勝敗にこだわらず、行雲流水の境地で試合に臨んだ。
- 予定を詰め込みすぎず、行雲流水で一日を過ごそう。
- 批判にも称賛にも振り回されず、行雲流水の姿勢を貫いた。
- 創作は計算よりも、行雲流水のひらめきを大切にしている。
類義語
- 泰然自若
- 無為自然
- 随機応変
- 雲散霧消(※近いが意味は「消え去る」寄り)
対義語
- 意志堅固
- 頑迷固陋
- 臨機応変(※反対寄りの文脈で「固定的」の対義として)
- 執着心(四字熟語ではないが対概念)