行屍走肉
読み方
こうし そうにく意味
生きて動いてはいるが、精神や意志、学問・才覚がなく、何の役にも立たない人のたとえ。気力を失ってただ日々を過ごすだけの状態や、主体性なく存在しているだけの人を批判的にいう。由来
中国の成語「行尸走肉」に由来する。「行屍」は歩く死体、「走肉」は動き回る肉の意。出典は東晋の王嘉『拾遺記』(4世紀末ごろ)とされ、「学ばない者は生きていても行屍走肉というべきだ」という趣旨の記述に基づく。備考
非常に強い侮蔑・批判を含む語。人に直接使うと攻撃的に響くため注意。文章語・硬い表現で、日常会話では「生ける屍」などが近い。例文
- 目標を失ってからの彼は、まるで行屍走肉のように毎日を過ごしている。
- ただ命令を待つだけで自分では考えない社員を、上司は行屍走肉だと厳しく評した。
- 読書も学習もせず快楽に流されるだけでは、行屍走肉になってしまう。
- 病気は治ったが、気力をなくした彼女はしばらく行屍走肉の状態だった。
- 人としての志を忘れれば、どれほど裕福でも行屍走肉に等しい。
類義語
- 無為徒食
- 尸位素餐
- 酒嚢飯袋
- 木偶人形
- 生ける屍
対義語
- 生気溌剌
- 意気軒昂
- 精力旺盛
- 気力充実