行住坐臥
読み方
ぎょう じゅう ざ が意味
歩く・立つ・座る・寝るという人の基本的な動作、また日常生活のあらゆる場面を指す語。転じて、いつでもどこでも、ふだんの立ち居振る舞いのすべてという意味でも使う。もとは仏教語で、日常の一挙一動にも修行や心のあり方が表れるとする考えに基づく。由来
仏教語で、古代インド仏教の「四威儀(しぎ)」、すなわち行く・とどまる(立つ)・坐る・臥すという四つの基本姿勢に由来する。漢訳仏典では後漢〜唐代(2〜7世紀ごろ)までに定着し、日本には仏教伝来後、飛鳥〜奈良時代ごろまでに受容されたと考えられる。正確な初出年は不詳。備考
仏教・禅の文脈で使われることが多い語。現代では、日常の立ち居振る舞い全般をやや硬く格調高く表す。口語では単独より「行住坐臥にわたり」などの形が自然。例文
- 禅では、行住坐臥の一つ一つに気づきを向けることが大切だ。
- 師は、修行は道場の中だけでなく行住坐臥に及ぶと言った。
- 彼は茶人として、行住坐臥にまで品格がにじみ出ていた。
- 武道では、行住坐臥を正すことが心を整える第一歩とされる。
- 忙しい毎日でも、行住坐臥のなかで感謝を忘れないようにしたい。
類義語
- 四威儀
- 起居動作
- 一挙手一投足