融通無碍
読み方
ゆうずう むげ意味
考え方や行動が一つの型に縛られず、状況に応じて自由に変化できること。また、何ものにも妨げられず、のびのびとして差し支えがないさま。現代では、柔軟でこだわりがなく、自然に対応できる様子をほめていうことが多い。由来
仏教語に由来する語です。「融通」は物事がとけ合って通じ合うこと、「無碍」は妨げがないことを意味します。中国仏教、特に華厳・天台系の思想で用いられた表現が日本に伝わり、奈良〜平安期(8〜9世紀ごろ)には仏教用語として定着したと考えられます。正確な初出年は不詳です。備考
仏教由来だが、現代では「柔軟で型にとらわれない」の意で広く使う。多くは好意的だが、文脈によっては「自由すぎる」「つかみどころがない」と受け取られることもある。「無礙」とも書く。例文
- 彼は融通無碍な発想で、行き詰まった企画に新しい道を開いた。
- 規則を守りつつも、現場では融通無碍に対応できる人が信頼される。
- あの僧の説法は融通無碍で、聞く人それぞれの理解に合わせて語られる。
- その小説は時間と場所を融通無碍に行き来しながら物語が進んでいく。
- 彼女の融通無碍な人柄のおかげで、会議の雰囲気がやわらいだ。
類義語
- 臨機応変
- 自由自在
- 変幻自在
- 縦横無尽
対義語
- 杓子定規
- 四角四面
- 頭が固い
- 融通が利かない