蛙鳴蝉噪
読み方
あめい せんそう意味
蛙が鳴き、蝉がやかましく騒ぐように、声や文章は騒々しいが、内容が乏しく役に立たないこと。特に、むやみに大声で論じたり、長々と書いたりするだけで、実質や価値のない議論・文章を批判していう語。由来
「蛙鳴」は蛙が鳴くこと、「蝉噪」は蝉が騒がしく鳴くこと。中国古典に基づく漢語表現とされ、自然界の騒音を、意味の乏しい言論や文章にたとえたもの。特定の初出文献・成立年は未詳で、日本では漢文訓読や漢籍受容を通じて用いられるようになったと考えられる。備考
かなり硬い表現で、日常会話より評論・文章語向き。相手の発言や文章を強くけなす語なので、使用場面には注意が必要。例文
- 会議は三時間も続いたが、結論のない蛙鳴蝉噪に終わった。
- 彼の評論は難しい言葉を並べているだけで、私には蛙鳴蝉噪としか思えない。
- 選挙前になると、具体策を欠いた蛙鳴蝉噪の演説が増える。
- 部下の提案を蛙鳴蝉噪だと切り捨てる前に、要点を整理して聞くべきだ。
- SNSでは蛙鳴蝉噪のような批判が飛び交い、本質的な議論が埋もれてしまった。
類義語
- 空理空論
- 無用之弁
- 冗語贅言
- 議論百出
- 喧々囂々
対義語
- 簡明直截
- 要言妙語
- 有益有用
- 的確明快