蛍雪之功
読み方
けいせつ の こう意味
苦労して学問に励み、その努力によって得た成果や功績のこと。特に、貧しく不便な環境でも勉学を続け、努力が実を結ぶことをいう。卒業・合格・学業成就など、長年の勉学の成果をたたえる文脈で用いられる。由来
中国の故事に由来する。晋代(4世紀)の車胤が灯火の油を買えず蛍を集めてその光で読書し、孫康が雪明かりで読書したという逸話から、「蛍雪」は苦学を意味するようになった。典拠は『晋書』(唐代、648年成立)などに見られるとされる。備考
「蛍雪の功」と仮名交じりで書くことも多い。やや硬い表現で、式辞・祝辞・文章語に向く。単なる努力より、学問上の苦学と成果を強調する。例文
- 十年間の努力が実り、彼は難関試験に合格して蛍雪之功を成し遂げた。
- 卒業式で校長は、学生たちの蛍雪之功をたたえる言葉を贈った。
- 貧しい家庭環境の中でも勉学を続けた彼女の成功は、まさに蛍雪之功である。
- この研究成果は、一朝一夕のものではなく、研究者たちの蛍雪之功の結晶だ。
- 奨学金を得て大学を首席で卒業した兄の姿に、蛍雪之功という言葉を思い浮かべた。
類義語
- 苦学力行
- 刻苦勉励
- 刻苦精励
- 勤学苦労
- 蛍窓雪案
対義語
- 不学無術
- 遊惰放逸
- 無為徒食