虚虚実実
読み方
きょきょ じつじつ意味
相手をだますために、うそ(虚)と本当(実)を巧みに織り交ぜ、真意を悟られないように駆け引きすること。策略・交渉・戦いなどで、わざと情報を曖昧にしたり、見せかけを用いて相手の判断を誤らせる状況をいう。由来
中国の兵法・戦略思想に由来する語で、「虚(空虚・偽り)」と「実(充実・真実)」を交錯させて相手を惑わす意。特定の初出年は不詳だが、古代中国の兵法(孫子などの系譜)で説かれる「虚実」の考え方が背景にあるとされ、日本では漢籍受容以後(中世〜近世以降)に四字熟語として定着したとみられる。備考
「虚実」を交ぜた策略・情報戦の文脈で用いる。日常会話より、政治・ビジネス・軍事・交渉など硬めの文章で多い。評価は文脈次第で中立〜否定的。例文
- 交渉の場では虚虚実実の駆け引きが続き、相手の本音が読めない。
- 新製品の情報は虚虚実実で、公式発表まで真相は分からない。
- 選挙戦は虚虚実実だ。相手陣営の動きに惑わされないようにしたい。
- 敵の偵察を欺くため、虚虚実実の作戦で兵力を分散して見せた。
- 記者会見では虚虚実実の説明に終始し、核心には触れなかった。
類義語
- 虚実入り交じる
- 虚実混交
- 駆け引き
- 策略
- 陽動作戦
対義語
- 正々堂々
- 明明白白
- 一切合切