落花狼藉
読み方
らっか ろうぜき意味
花が散り乱れて地面に散らばっているさま。転じて、物があちこちに散らかり、ひどく乱雑であるさまをいう。美しく咲いていた花が風雨などで無残に散った情景にも、宴席や部屋などが散らかった状態にも用いられる。由来
「落花」は散り落ちた花、「狼藉」は乱雑に散らかったさまを表す語。『狼藉』は、狼が草の上に寝た跡が乱れることに由来するとされ、中国では前漢・司馬遷『史記』(紀元前1世紀ごろ)の「杯盤狼藉」などに見える。「落花狼藉」という成句の初出年は不明だが、漢文・漢詩的表現として日本でも受容された。備考
やや文語的・文学的な表現。花の散る美しさと乱雑さの両方を含む。人の乱暴行為を表す「狼藉」とは文脈で区別する。例文
- 昨夜の嵐で庭の桜は落花狼藉となり、石畳が一面花びらで覆われた。
- 花見客が去ったあとの公園は、花びらとごみが混じって落花狼藉のありさまだった。
- 華やかな披露宴の後、会場のテーブルは落花狼藉として、片付けに時間がかかった。
- 盛りを過ぎた牡丹が雨に打たれ、庭先に落花狼藉たる風情を見せていた。
- 子どもたちが遊び回った部屋は、おもちゃや紙くずが散らばり、まさに落花狼藉だった。
類義語
- 落英繽紛
- 杯盤狼藉
- 乱雑
- 散乱
- 雑然
対義語
- 秩序整然
- 一糸不乱
- 整然
- 整頓
- 端然