草根木皮
読み方
そうこん ぼくひ意味
草の根と木の皮のこと。転じて、飢饉や貧困のときに口にするような粗末な食物を指す。また、漢方で薬材となる植物の根や樹皮を広くいう場合もある。由来
特定の故事・出典は未詳。中国の本草学・漢方の語彙として、薬用となる草の根や木の皮を表す漢語から生じたと考えられる。日本では江戸時代(17〜19世紀)ごろの本草学・医書、また飢饉や貧困を述べる文脈で用例が見られる。備考
現代の日常会話ではまれで、歴史・飢饉・漢方薬の文脈で使われることが多い。比喩的に極度の貧しさを表す場合もある。例文
- 大飢饉の記録には、人々が草根木皮で命をつないだと記されている。
- 戦乱の末、村には米も麦もなく、草根木皮を口にするほかなかった。
- この薬草園では、草根木皮を含むさまざまな生薬の原料を研究している。
- 彼は祖父から、昔は草根木皮に頼らざるを得ないほど貧しい時代があったと聞かされた。
- その小説は、草根木皮を食べてでも生き延びようとする農民たちの姿を描いている。
類義語
- 粗食
- 粗茶淡飯
- 悪衣悪食
- 糟糠
対義語
- 山珍海味
- 美味佳肴
- 珍味佳肴
- 錦衣玉食