苦心惨憺
読み方
くしんさんたん
意味
目的を達するために、心を砕いて工夫し、非常に苦労して努力すること。とくに作品制作や計画遂行などでの、骨の折れる苦心をいう。
由来
「苦心」は心を苦しめて思案すること。「惨憺」は痛ましくいたたまれないほど苦しいさま。中国古典に由来する漢語を組み合わせた語で、具体的な初出年・時代は不詳。日本では近代以降の文章語として定着した。
備考
硬い文章語で、日常会話ではやや大げさ。主に「苦心惨憺の末/苦心惨憺して」の形で用いる。単なる忙しさより、工夫や試行錯誤を伴う苦労に使う。
例文
- 新商品の開発には、担当者の苦心惨憺があった。
- 彼は苦心惨憺して資料を集め、ようやく論文を完成させた。
- 監督は苦心惨憺の末、守備の陣形を作り直した。
- この一枚を撮るために、カメラマンは苦心惨憺して光を待った。
- 苦心惨憺の努力が実り、計画は成功に終わった。
類義語
- 悪戦苦闘
- 艱難辛苦
- 苦労惨憺
- 精魂尽きる
- 粉骨砕身
対義語
- 安逸無為
- 泰然自若
- 無為徒食