花街柳巷
読み方
かがい りゅうこう意味
遊女や芸者などが集まり、遊興や色事の場となる町・区域のこと。華やかな「花街」と、柳の植えられた路地を思わせる「柳巷」を重ねた語で、主に遊里・歓楽街・花柳界を指す。文学的、または古風な表現として用いられる。由来
「花街」は花のように華やかな遊興の町、「柳巷」は柳のある小路・色町を表す漢語で、いずれも中国で遊里を婉曲にいう表現として発達した。成立時期は不詳だが、中国の古典・近世文学で用いられ、日本では近世、特に江戸時代以降に遊里や花柳界を指す語として広まった。備考
現代の日常会話ではあまり使われず、歴史・文学・評論で見られる硬い語。遊郭や性風俗を含むため、文脈によっては差別的・俗悪に響くことがある。例文
- 江戸の花街柳巷を舞台にした小説には、華やかさと哀しさが同時に描かれている。
- 彼は若いころ、花街柳巷に出入りして放蕩の日々を送ったという。
- その浮世絵には、夜の花街柳巷を行き交う人々の姿が生き生きと描かれている。
- 花街柳巷の文化は、芸能や衣装、言葉遣いにも大きな影響を残した。
- 祖父は花街柳巷を嫌い、まっすぐ家に帰るのが男の務めだとよく言っていた。
類義語
- 花柳界
- 遊里
- 遊郭
- 色里
- 歓楽街
- 紅灯緑酒
対義語
- 清浄潔白
- 品行方正