花天酒地
読み方
かてん しゅち意味
酒や色事、遊興にふけって、ぜいたくで享楽的な生活を送ること。花の咲くように華やかな場所で酒宴に明け暮れるイメージから、歓楽におぼれて節度を失うさまをやや批判的に表す。由来
中国由来の漢語表現とされるが、特定の古典の一句や成立年は未詳。「花天」は花の咲く華やかな空間・遊興の場、「酒地」は酒に満ちた場所を指し、歓楽の場で酒色におぼれる意を成した。日本では近世末~近代以降の漢語的表現として用例が見られる。備考
文学的・漢語的で日常会話ではやや硬い表現。単なる宴会ではなく、酒色やぜいたくにおぼれる退廃的・批判的な文脈で使われやすい。例文
- 若いころの彼は、給料のほとんどを夜の街で使い、花天酒地の毎日を送っていた。
- 事業で成功した後、社長は花天酒地にふけり、会社の経営を顧みなくなった。
- 花天酒地の生活は一時は楽しくても、やがて健康も信用も失わせる。
- その小説は、貴族たちが花天酒地に明け暮れる退廃的な時代を描いている。
- 彼は父の死をきっかけに、花天酒地の暮らしをやめ、質素な生活を始めた。
類義語
- 酒池肉林
- 放蕩三昧
- 贅沢三昧
- 荒淫無度
- 酔生夢死
対義語
- 質素倹約
- 勤倹力行
- 清貧潔白
- 禁欲生活