花天月地
読み方
かてん げっち意味
花が咲き乱れ、月の光が地上を明るく照らしている、春の夜の非常に美しい景色をいう。自然の華やかさと静かな月光が調和した、風流で詩情豊かな情景を表す四字熟語。由来
中国の漢詩文的な表現に由来するとされるが、特定の原典や成立年は未詳。「花」は咲き誇る花、「天」は空一面、「月地」は月光が地を照らす意を表し、少なくとも近世以降の日本の漢詩文・成語辞典類で用例が見られる。備考
日常会話ではやや文語的・詩的。春の夜、夜桜、月見などを描写する文章や俳句・漢詩調の表現で使うと自然。例文
- 桜が満開の庭に月明かりが降り注ぎ、まさに花天月地の眺めだった。
- 旅館の縁側から見た春の夜景は、花天月地という言葉がぴったりだった。
- 花天月地の趣を味わおうと、友人たちは夜桜見物に出かけた。
- 彼は花天月地の情景を詩に詠み込み、春の夜の美しさを表現した。
- 都会の喧騒を離れた山里では、満開の梅と明月が織りなす花天月地を楽しめる。
類義語
- 花鳥風月
- 雪月風花
- 雪月花
- 良辰美景
- 山紫水明
- 春宵一刻
対義語
- 荒涼蕭条
- 満目荒涼
- 殺風景