艱難辛苦
読み方
かんなん しんく意味
非常に厳しい困難や苦労を重ねて味わうこと。また、そのような苦しみそのもの。『艱難』も『辛苦』も、ともにつらい苦労を表し、似た意味の語を重ねて苦しさの大きさを強めた表現。由来
中国古典に由来する漢語表現です。『艱難』と『辛苦』はいずれも古くから使われ、遅くとも漢代(紀元前2世紀〜紀元後2世紀)には類似の語が見られます。四字熟語としての厳密な初出は未詳ですが、中国の漢文表現として定着し、日本へは漢籍の受容を通じて中世以降に伝わったと考えられます。備考
やや硬い文章語で、日常会話より文章・演説・評論で使われやすい。人の人生だけでなく、事業や組織の苦難の歩みにも用いられる。例文
- 祖父は戦後の艱難辛苦を乗り越えて、家族を支え続けた。
- 開拓者たちは艱難辛苦の末、この土地に新しい村を築いた。
- 留学中に経験した艱難辛苦が、今の私の忍耐力を育てた。
- 艱難辛苦をともにした仲間だからこそ、深い信頼で結ばれている。
- その小説は、一人の青年が艱難辛苦を経て成長していく物語だ。
類義語
- 千辛万苦
- 苦心惨憺
- 辛酸
- 悪戦苦闘
対義語
- 安穏無事
- 平穏無事
- 順風満帆