舌端月旦
読み方
ぜったん げったん意味
舌先、つまり口先で人や物事のよしあしをあれこれ批評すること。特に、人物の能力・性格・評判などについて論評する意で用いられる。単なる感想よりも、やや改まった「人物評」「品評」のニュアンスがある。由来
「舌端」は舌の先、転じて言葉・弁舌のこと。「月旦」は中国後漢末、許劭らが毎月一日に郷里の人物を批評したという故事「月旦評」に由来する。後漢末(2世紀ごろ)の故事を踏まえた語だが、「舌端月旦」という形で成立した正確な時期は不明。備考
硬い表現で、日常会話ではあまり使わない。批評そのものを指すが、文脈によっては「口先だけであれこれ評する」という批判的な響きが出る。例文
- 彼は会議のたびに同僚を舌端月旦するが、自分では何も改善案を出さない。
- 選挙後の番組では、評論家たちが候補者の資質を舌端月旦していた。
- 酒席で上司の舌端月旦を始めると、場の空気が急に悪くなった。
- 文学サークルでは、新人作家の作品について舌端月旦が交わされた。
- 他人を舌端月旦する前に、自分の仕事ぶりを省みるべきだ。
類義語
- 月旦評
- 人物月旦
- 人物批評
- 品評褒貶
- 口頭批評
対義語
- 沈黙寡言
- 不言実行
- 言行一致