自縄自縛
読み方
じじょう じばく意味
自分の言動・方針・約束などが原因となって、あとで自分自身の行動をしばったり苦しめたりすること。自分で作った決まりや立場、発言のせいで身動きが取れなくなる、という意味で使う。由来
もとは仏教語で、「自ら縄をなって自らを縛る」という比喩に由来する。煩悩や執着によって自分自身が苦しみにしばられる、という意味から転じた。中国で漢訳仏典が広まった4〜7世紀ごろには同趣旨の表現が見られるとされるが、厳密な初出ははっきりしない。日本では中世以降に定着した。備考
多くは「自縄自縛に陥る」「自縄自縛となる」の形で使う。単なる失敗よりも、自分の発言・規則・立場が後で自分を縛るという含みが強い。例文
- 価格を絶対に下げないと公言した社長は、その発言が自縄自縛となり、販促策を打てなくなった。
- 彼は完璧を求めすぎるあまり、自分で細かなルールを増やして自縄自縛に陥っている。
- 過去の強気なコメントが自縄自縛となり、今さら方針転換できない。
- 借金を返すためにさらに借金を重ねるのは、自縄自縛の典型だ。
- 子どもに厳しく言いすぎた結果、自分も家で気を抜けなくなり、まさに自縄自縛だった。
類義語
- 自業自得
- 墓穴を掘る
- 自滅
- 身から出た錆
対義語
- 自由自在
- 融通無碍
- 臨機応変