自己矛盾
読み方
じこ むじゅん意味
自分の考え・発言・行動の中で、前後の内容が食い違い、同時には成り立たないこと。ある主張が別の主張によって打ち消されるなど、論理的につじつまが合わない状態をいう。由来
「矛盾」は中国・戦国時代末期(紀元前3世紀ごろ)の思想書『韓非子』にある故事に由来する。楚の商人が「どんな盾も貫く矛」と「どんな矛も防ぐ盾」を同時に売り込んだため、話が成り立たなくなったことから生まれた語。四字熟語の「自己矛盾」は、この「矛盾」に「自己」を加え、自分の内で論理が食い違うことを表すようになった表現で、正確な成立年は不明だが近代以降に広く定着した。備考
人の発言・文章・政策・思想など幅広く使える。日常語でもあるが、相手の論理の欠陥を指摘する語なので、対人場面ではやや強い批判として響くことがある。例文
- 彼の説明は前半と後半で自己矛盾を起こしている。
- 節約すると言いながら毎週高級品を買うのは自己矛盾だ。
- 規則を守れと命じる上司自身が遅刻するのは自己矛盾と言える。
- その論文には結論と実験結果のあいだに自己矛盾が見られる。
- 自由を重んじると言いつつ他人の発言を封じるのは自己矛盾ではないか。
類義語
- 矛盾
- 矛盾撞着
- 論理破綻
- 支離滅裂
対義語
- 首尾一貫
- 言行一致
- 整合性
- 一貫性