自家撞着
読み方
じか どうちゃく意味
自分の言葉や行動、主張の中で、前に言ったことと後に言ったことが食い違い、つじつまが合わなくなること。自分自身の中に矛盾を抱えている状態をいう。由来
「自家」は自分自身、「撞着」は本来「ぶつかる・突き当たる」の意で、転じて物事が食い違うことを表す。漢語由来の表現だが、特定の典拠や成立年は不明。日本では近世から近代の漢文調・論説文などで用いられるようになったと考えられる。備考
やや硬い表現で、評論・論説・議論の場で使われることが多い。人を強く批判する語感があるため、日常会話では「矛盾している」の方が自然。例文
- 彼は自由を重んじると言いながら部下の発言を封じており、自家撞着に陥っている。
- その政策説明は、歳出削減と大規模投資を同時に掲げていて自家撞着ではないか。
- 批判を避けるために言い訳を重ねた結果、彼女の発言は自家撞着を起こした。
- 環境保護を訴える企業が大量廃棄を続けるのは、自家撞着と見なされても仕方ない。
- 論文の結論が序論の前提を否定しており、全体として自家撞着している。
類義語
- 自己矛盾
- 矛盾撞着
- 言行不一致
- 前後矛盾
対義語
- 首尾一貫
- 終始一貫
- 一貫性